gooブログの「アクセス解析」の「アクセスされたページ」欄を、時々覗くことがあるが、随分前に書き込んだ古い記事で、すっかり忘れてしまっているような記事に、アクセスが有ったりする。「エッ?」と驚くと同時に、「そう言えば・・・・」、記憶が蘇り、つい、自分もクリックし、改めて読み返してみたりすることがある。
先日、数年前に、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き留めていた記事、「栂池自然園」にアクセスが有ったことに気が付き、「おお!、懐かしい!」・・、早速、コピペ、リメイクしてみた。
そんな古い記事を、クリックひとつで引っ張り出して読んだり、加筆、訂正、修正、コピペ、リメイク等が出来るのも、ブログのメリット。従来の紙ベースの日記、日誌、備忘録、懐古録、雑記録の類では、絶対考えられないことであり、ブログを始める前までは、想像も出来なかったことである。今、出来ることは、やってみる・・、長生きした分、その時代を少しでも享受したいものだ等と、つぶやきながら・・・。
古い写真から蘇る思い出の山旅・その62
「栂池自然園」(再)
今から17年前、2007年8月13日のこと、
当時は、まだ、母親が北陸の山村で一人暮らしをしていて、認知症が始まり出し、「要支援」状態に入っていた頃で、自営業のスケジュールを調整しながら、妻と二人、その様子見に、毎月のように、車を飛ばし、1泊~2泊で、トンボ返りを繰り返していた頃だったが、毎年、帰省で大渋滞するお盆は避けていた。ただ、その年は、弟の初盆で、墓参りするため、8月10日に帰省、13日の早朝には、実家を後にしたものだったが、帰途、思い立って、「栂池自然園」を訪ねた。
毎度、車で、「安曇野」を通過、北アルプス、後立山連峰等を、横目でチラ見しながらも、時間に追われて、ただただ先を急いでいたものだったが、「少しは、楽しまないと・・」と思い立って、予め、山歩きの準備をしていたのだった。
当時はまだ、バカチョンカメラ(ポケット型フィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、撮った写真は、プリントしてアルバムに貼っていたものだが、ブログを始めた後に一度、スキャナーで取り込み、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き留めたことが有った。その時の写真が、外付けHDに残っており、改めて引っ張り出し、思い出を辿ってみることにした。
歩行コース・歩程等
栂池ロープウエイ栂池自然園駅→栂池自然園入口→ミズバショウ湿原→楠川→展望湿原→風穴→栂池自然園出口→栂池ロープウエイ栂池自然園駅
(標準歩行所要時間=約4時間)
7時頃、栂池高原駐車場(標高831m)に到着。軽く朝食をとり、
7時30分頃、ゴンドラリフト「イヴ」に乗車、
ゴンドラリフト「イヴ」の営業時間は、通常、8時~16時20分だったが、シーズン多忙期のみ、
6時30分から営業されていた。
栂の森駅までの約20分間、ぐんぐん高度を上げ、雲一つ無い碧空の下、鹿島槍、五竜、唐松、白馬三山、小蓮華、白馬乗鞍等、展望を楽しみ・・・、
8時頃、栂大門駅(標高1,580m)で、栂池ロープウエイに乗り換え、
8時5分頃、栂池自然園駅(標高1,829m)に到着したようだ。
数分で、栂池自然園入口・ビジターセンター(標高1,860m)、
ミヤマシシウド、ハクサンボウフウ、オニシオガマ等々の高山植物に迎えられ・・・、
ナナカマド(七竈)
イワショウブ オヤマリンドウ
オニシオガマ
ミヤマトリカブト シナノオトギリ
ハクサンボウフウ チングルマの花柱
シモツケソウ
オオレイジンソウ ヒメシャジン
振り返り見る栂池自然園
栂池自然園最奥部、展望湿原(標高2,010m)には、10時15分頃、着いたようだ。
白馬三山が眼前に展望出来る、栂池自然園最大のビューポイントだが、
ガスが吹き上げ始めており、見え隠れ・・・、
カメラを構えて待機するハイカー、大勢・・・、
展望台(標高2,020m)でも、眼下に雁股池は見えたが、白馬三山は、見え隠れ・・・、
イブキトラノオ
オタカラコウの群落
オオバミゾホウズキ
11時55分頃、栂池自然園出口・ビジターセンター前に戻り着き、小休憩。
登山者、家族連れ行楽客、ツアー観光客等で、溢れており・・
早々に下山へ
12時10分頃、栂池自然園駅から栂池ロープウエイに乗車、
栂大門駅からゴンドラリフト「イヴ」で栂池高原駅へ、降り立った。
途中、白馬村の蕎麦屋で、昼食をとり、
出来る限り、中央自動車道の大渋滞にはまらないように、
早めに出発したが、やはり、笹子トンネルや小仏トンネルを先頭にして大渋滞が発生。
ノロノロ運転の連続、家にたどり着いたのは、21時頃になったようで、
クタクタになったような気がする。
「栂池自然園」は、子供が小さい頃、「白馬岳」登山した際に、通過したことが有り、その内いつかは、訪ねて見たいと思いながら、なかなか、実現しなかったもので、その時が初めての入園だった。
その2年後の2009年には、今度は、「栂池自然園」の紅葉風景を一度見てみたい一心で、旅行会社の格安バスツアーで訪れており、斯々然々、「栂池自然園」には、2回訪れたことになる。
足、腰、痛!、痛!の今となっては、「栂池自然園」もまた、遠い思い出の山旅となっており、あの時、思い立って訪ねて、本当によかったと思っているところだ。