たけじいの残日雑記懐古控

「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」・日記風備忘雑記懐古録

「海坂藩大全」(上)

今冬一番の寒気が 日本列島に覆い被さってきました。今週末は 全国各地で 降雪積雪の予報が出ており 身構えてしまいます。
当地もここ数日は 最低気温 -3℃、-4℃が続き 日中の気温も上がらず 高齢者とて 無理をせず ゆっくり過ごすしか有りません。

図書館から借りた 「海坂藩大全」(上)・(下)(文藝春秋は 藤沢周平の「海坂もの」時代小説の短編作品を 収録した書ですが (上)を 読み切りました。
藤沢周平の時代小説の多くは 東北の架空の小藩「海坂藩」を舞台とし 下級武士を主人公にしたものですが 俗に 「海坂もの」と 呼ばれています。
「海坂藩」は 城下町や領国周辺の風土の描写から 藤沢周平の出身地 山形県鶴岡市庄内藩がモチーフになっているのではないかと 考えられています。
「海坂藩大全」(上)には 短編10作品が 収録されていますが それぞれに面白みあり 一気に読み通してしまいます。

藤沢周平著 「海坂藩大全」(上)

「暗殺の年輪」
「相模守は無害」
「唆す」
「潮田伝五郎置文」
「鬼気」
「竹光始末」
「遠方より来る」
小川の辺
「木綿触れ」
「小鶴」