「OCNブログ人」で初めてブログを始めた2011年頃までは、「川柳」なんて、まるで興味も関心も知識も無かった気がする。
どちらかというと、ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、まるで面白みの無い人間、それまでイメージしていた「川柳」とは、程遠い存在だと思っていた。
それが、ブログを開設して数年後のある時、購読の新聞を読んでいて、「川柳人気急上昇」「初めての川柳」等という記事が、何故かふと目に止まり、「なんだか、簡単そう?、面白そう?・・・・」、「もしかしたら、頭の体操に、いいかも?」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、とりあえず、「五七五言葉並べ遊び」を始めたのだった。
当然、「川柳」等と言えるものでなく、自己満足だけのものだったが、その数年後、「goo blog」に引っ越してからのこと、相互ブログ読者登録している方から、お声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、そんな拙句、駄句を、投句してしまうことにもなってしまった。
結果、何も分からなかった「川柳」の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしている。
ただ、所詮、「川柳」の才能等、まるで無しの爺さん。
スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と、勝手に思い込んで続けていることだと思っている。
「Hatena Blog」でも、その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ「川柳」(川柳もどき)、毎月、忘れてしまわない内に、ブログ・カテゴリー「川柳・俳句・五七五」に、書き留め置くことにした。
「五七五に四苦八苦する老人」

脳トレのつもりで捻る五七五 2025年11月
団栗

お題「コスモス」
コスモスが迎えてくれた無人駅
コスモスが詩情募らす(つのらす)一人旅
高原に揺れるコスモスつのる旅愁
お題「煮る」
煮崩れて味一入(ひとしお)の古女房
煮え切らぬ夫形無し仕切る妻
へそ曲がり煮ても焼いても食えねいや
お題「渡る」
好きみたい危ない橋を渡るのが (大西泰世選・NHK関西発ラジオ深夜便・ぼやき川柳「入選」)
見渡せば上も有るけど下も有る
渡る気が無いのに橋を叩く癖
鬼も棲む世間を渡って生きてきた
お題「半分」
目指すこと有って八十路も道半ば
半分っこじっと見つめる孫二人
発明は遊び半分から生まれ
半分っこしたたい焼きに運不運
折句「ほ・し・つ」
褒められて叱られ子供強くなる
法螺吹きと知ったかぶりは爪弾き
折句「か・え・で」
紙広げ描いた(えがいた)孫のデカイ夢
会場で遠慮しいしい出番待つ
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