たけじいの残日雑記懐古控

「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」・日記風備忘雑記懐古録

ふっと思い出した故郷の言葉 No.50 「おまんた」

昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、話したりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し、ブログ・カテゴリー「懐かしい故郷の方言」に、書き留め置くことにしている。

当時の北陸の山村の実家の近くの風景
村落で自動車を保有している家等無かった時代、
当然、現在のような除雪車両等無く、
根雪になると、雪解け時期までは、雪上をかんじきで踏み固めた一本道を 
長靴でズブズブ埋まりながら往来、登校したものだった。


No.50 「おまんた」

「あなたがた」「お前達」という意味合い使ったり、聞いていたような気がする。
「おまん」=「あなた」「お前」「君」の複数形。

例えば

「オマンタ マタキテクンナイネ」
(あなた方 また来て下さいね)

「オマンタ マメデオンナルカネ」
(あなた達 元気で暮らしていますか)

「オマンタト オラウチデ ヤルマイカ
(お宅とウチで やりましょう)

太平洋戦争末期、戦禍を逃れ 東京から 父親の郷里北陸の山村に疎開し そのままその地に定住した家で育ったこともあって、根っからの地元言葉(方言)が 身に染みついていなかったのだと思う。ほとんど思い出せなくなっているが、これまでふっと思い出して ブログに書き留めた言葉(方言)を まとめてみた。