普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ等で、ごく普通に使われている言葉で、誰でも知っている言葉の中にも、いざ、咄嗟に漢字で書けと言われると、「???」となってしまう言葉が結構有るものだ。
もちろん、漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては、御茶の子さいさいなのかも知れないが、一度や二度、聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さんは、たまたまそんな漢字に出会うと、「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗になってしまう。
今は、有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで、ブログ等には、読めない、書けない難漢字でも、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、「じゃ、実際、自分で読んでみろ、書いてみろ」と、問題に出されたら、降参してしまうこと多しだ。
改まった会合や儀式等での挨拶で、冒頭「まことにせんえつでは、ございますが・・・」等いう言葉がよく使われるが、「せんえつ」・・・、これまで漢字で書いた記憶もなく、とっさに漢字で書いてみろ!と 言われたら、アウトだ。今更になって、国語辞典、漢和辞典で、調べてみた。
(ネットから拝借イラスト)
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(漢字)
僭越
(意味)
身分や権限を越えて、差し出がましいことをすること、またはその様。
拡大してみると
僭越
「僭」は 「権威等を借りる」、「奢る」等の意。
にんべんに 「替」・・ではなかった。