たけじいの残日雑記懐古控

「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」・日記風備忘雑記懐古録

ユキワリソウ(雪割草)

花にも疎い爺さん、ブログを始めた頃までは、我が家の庭に咲く花であろうが、道端、空き地、畑、川原等で蔓延っている野草であろうが、公園や植物園等で鑑賞出来る草木であろうが、山歩き中に撮った高山植物であろうが、見掛けても、花名も知らず、分からず、覚えられずで、ほとんど珍紛漢紛だった気がする。数多のブログを拝見するようになってから、その無知ぶりを痛感、初めて、花名等を知ろうという気になったものだったが、教えてもらっても、ネットや図鑑で自分で調べても そのそばから忘れてしまう老脳、出来る限り、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に書き込むことで、少しづつだが、分かる草花が増えてきたように実感している。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、「爺さんの備忘録的花図鑑」は、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。


春一番、雪を割って春の訪れを告げる花、妖精のように可憐な姿の山野草
ユキワリソウ

以前から、なんとなく、花名は聞いていたような気がするが、恥ずかしながら、実際に花を見たのも、写真を撮ったのも、花名を同定出来たのもつい最近のことで、「ブログ内検索」してみたら、4年前だった。

4年前、2018年3月15日、東京薬科大学薬用植物園で撮っていた「ユキワリソウ
初めて見て、知り、感激したものだった。

続いて、2018年3月27日に、神奈川県相模原市の城山カタクリの里を訪れ、
撮っていた、「ユキワリソウ


翌年、2019年3月14日にも、神奈川県相模原市の城山カタクリの里を訪れ、
撮っていた、「ユキワリソウ

以後、新型コロナ感染拡大が始まり、不要不急の外出を自粛していたが、
今年の3月30日、3年振りに、神奈川県相模原市の城山カタクリの里を訪れ、
ユキワリソウ」と、再会。


ユキワリソウ(雪割草)

キンポウゲ科ミスミソウ属、多年草山野草
   別名 ミスミソウ(三角草)」オオミスミソウ(大三角草)」
      「スハマソウ(州浜草)」「ケスハマソウ(毛州浜草)」
   和名「雪割草」は、ミスミソウオオミスミソウスハマソウ
   ケスハマソウの4種類を総称して呼ぶ時に使われる花名。
   和名「三角草」は、葉の形が三角形であることに由来している、
   単にカタカナで、「ミスミソウ」と表す場合は、標高の高い岩場等で
   自生する、サクラソウ科の高山植物のことになり、
   「雪割草」とは、別の植物になる。
原産地・分布 日本、
       主に東北地方や北陸の日本海側等雪の多い地域の里山や雑木林の
       斜面、山地の林床等に自生している
       新潟県では、「県の花」に指定されているようだ。
草丈 10Cm~20Cm
花色 白色、ピンク色、赤色、青色、紫色、複色 等 多種多様、
   一重咲き、八重咲き、二段咲き 等 多種多様、
   花弁に見える部分は、萼片で、萼に見えるのは、茎葉。
開花時期 2月下旬頃~5月上旬頃
花言葉 「自信」「信頼」


(蛇足)
同じ早春に花を咲かせる、カタクリフクジュソウイチリンソウ
ユキワリイチゲ、セツブンソウ等々は、スプリングエフェメラルと呼ばれ、

花後、夏までには、葉を枯らしてしまい、地中で過ごすが、
ユキワリソウ(雪割草)の葉は常緑で、春先、新葉が出来るまで残るのだそうで、
どうも、スプリングエフェメラルの仲間には、入らないようだ。
ユキワリソウも、すっかり、スプリングエフェメラルのひとつと
思い込んでいた爺さん、
「へー、そうなの」・・・である。