「OCNブログ人」で初めてブログを始めた2011年頃までは、「川柳」にも、まるで興味も関心も知識も無かった気がする。どちらかというと、ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、まるで面白みの無い人間、それまでイメージしていた「川柳」とは、程遠い存在だと思っていた。
それが、ブログを開設して数年後のある時、新聞を読んでいて、「川柳人気急上昇」「初めての川柳」等という記事が、何故かふと目に止まり、「なんだか、簡単そう?、面白そう?・・・・」、「もしかしたら、頭の体操に、いいかも?」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、とりあえず、「五七五言葉並べ遊び」を始めたのだった。
当然、「川柳」等と言えるものでなく、自己満足だけのものだったが、その数年後のこと、相互ブログ読者登録している方から、お声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、そんな拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。
結果、何も分からなかった「川柳」の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしている。
ただ、所詮、「川柳」の才能等、まるで無しの爺さん。
スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と、勝手に思い込んで続けていることだと思っている。
その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ「川柳」(川柳もどき)、忘れてしまわない内に、ブログ・カテゴリー「川柳・俳句・五七五」に、書き留め置くことにしている。
脳トレのつもりで捻る五七五 2025年7月
団栗
お題「帽子」
おしゃれでも日よけでもない爺帽子
サングラス帽子マスクじゃヤバくない
お題「流す」
妻の愚痴右から左流す術(すべ)
下流でも上流に住み山の幸
お題「浜」
打ち寄せる波より危険妻の愚痴
砂浜に描いたが消えた夏の恋
寄せ返す波に心を洗わせる
お題「浮かぶ」
聞こえない八十路浮世が心地よい (天星選・FMさつませんだい「ここせん」・「入選」)
浮かんでも一夜明けると消えてる句
とてもじゃない歯の浮くお世辞言えません
折句「ゆ・れ・る」
ユーラシア歴史に残るルネサンス
悠然とレジャーも止めて留守居番
折句「お・も・い」
押し問答耄碌同士意地っ張り
怒られて盛り返せればいっちょまえ (天星選・FMさつませんだい「ここせん」・「天」)