普段よく見聞きしている言葉の中にも、あまりよく分かっていない言葉が、
結構有るものだ。
よく分かっていなくても、ブログ等に平気で書き込んだりし、
時々、「もしかして、その使い方、間違ってないかい?」・・・等と
自問することも有る。
365日、漢字パズル?、漢字クイズ?等に没頭している妻の座右には、
「国語辞典」「漢和辞典」「日本語に強くなる本」「四字熟語辞典」
「役に立つ・故事・ことわざ・慣用句・辞典」等々が、積まれており、
たまには手を伸ばし、チラ見して、確認することも有るが、
いい加減に使っている方が圧倒的に多く、恥を晒しているのかも知れないと
思っている。
昨日、相互読者登録している方のブログ拝見で目に止まった「大山鳴動して鼠一匹」も、
そのひとつである。
日本語に強い方、物知りの方等からは、「なーんだ、そんな言葉も知らなかったの」と笑われそうだが、その意味や、語源・由来等を確認し、ブログ・カテゴリー 「つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ」に、書き留め置くことにする。
(ネットから拝借イラスト)
「大山鳴動して鼠一匹」の元々は、ローマ時代からのことわざ「Parturiunt montes, nascetur ridiculus mus(ラテン語)(山々が産気づいて、滑稽なハツカネズミ1匹が生まれる)」から出た西洋のことわざ。
その意味は、「大きな山が揺れ動いたために何事が起きるのだろうと見守っていたところ、そこから出てきたのは、一匹の鼠だけだった」というもの。
「騒ぎばかり大きい割りに取り立てていう程の事件ではなかった」という意味合いで、よく使われる。
(使用例)
「前総理はじめ、現職大臣、元大臣、国会議員10人、官吏15人・・等が被告の大変な裁判であったが、被告のほとんどが無罪、一部執行猶予、実刑無し・・・、まさに、大山鳴動して鼠一匹というか、まことに不可解な事件だった」
何事においても、知らないこと多過ぎの爺さん、
今更になって、「へー!、そうだったのか」・・・・、
「目から鱗」である。