これまで、散歩・ウオーキングの途中や山歩き、畑地や我が家の猫額庭等で、やたら、コンデジで、カシャ、カシャ撮ってきた花の写真が、外付けHDに大量に溜まっており、時々、その気になって、不要、無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理をしているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまったりもする。そんな古い花の写真の中から目に止まった花の写真を引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにしている。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。
「ペンペンが生える」「ペンペン草も生えない」という慣用句が有る。多分、若い頃から、なんとなく聞いて知っていたように思うが、では、その「ペンペン草」とはいったいどんな植物なのかについては、つい最近まで、実際に見たり、確認したりしたことは無かったような気がしている。
※「ぺんぺん草が生える」とは、家や土地が荒れ果てている様子をいう言葉。
※「ペンペン草も生えない」とは、荒廃して場所でも育つ薺さえも生育しないという様子から、
転じて、何も残っていない状態を揶揄した言葉。
ブログをやるようになってから、散歩・ウオーキングや山歩き、畑地や我が家の猫額庭で、やたら、草花の写真を撮るようになっているが、その中には、「ペンペン草」、実は「ナズナ(薺)」も有って、ある時、ネットや図鑑で調べて知り、「へー!、そうだったの」・・・、目から鱗・・だった気がしている。
それまでは、雑草中の雑草、見向きのしなかった植物だったが、それ以後、かって、昭和天皇がもらされたという「雑草という草はないんですよ」という言葉が、頭を過るようになっている。
2017年3月9日、畑地で撮っていた「ナズナ」
2019年3月17日、畑地で撮っていた「ナズナ」
2020年3月1日、駐車場で撮っていた「ナズナ」
2021年3月11日、駐車場で撮っていた「ナズナ」
ナズナ(薺)
アブラナ科、ナズナ属、越年草または1年草、越年草、
別名 「ペンペングサ(ぺんぺん草)」、「シャミセングサ(三味線草)」
果実の形が、三味線のバチの形に似ており、三味線を弾く擬音「ペンペン」から
付いたもの。
「春の七草」の一つ。
俳句では、「薺」は、「冬」「1月」の季語。
原産地・分布 東ヨーロッパ、西アジア、
日本では、北海道から沖縄まで全国の道端、畑地、荒れ地等で見られ、
雑草の代名詞?ともなっている。
草丈 10cm~50cm
花色 白色
開花時期 2月頃~6月頃
花言葉 「あなたに私の全てを捧げます」
春の七草
芹(セリ)、薺(ナズナ)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、
仏の座(ホトケノザ)、菘(スズナ)、蘿蔔(スズシロ)
「薺」を使った俳句 一例
古畑や薺摘行く男ども 松尾芭蕉
君知るや三味線草は薺なり 正岡子規
元日の山見に出づる薺かな 室生犀星
ナズナ(薺)の種子
(ネットから拝借画像)